はじめに:アルファベットは「稼ぐ力」を測るバロメーター
こんにちは、Keiです!50歳でのサイドFIREを目指して夜な夜な銘柄分析をしています。
投資のニュースを読んでいると「BPSが上昇していて…」とか「EPSが…」とか、3文字のアルファベットが次々と出てきますよね。「もう、日本語で言って!」と思うこともありますが、実はこれ、「お店の経営」に例えると算数レベルでスッキリわかるんです。
今回は、すべての基本になる「EPS」と「BPS」を追加して、主要な7つの用語を完全解説します。これを読み終わる頃には、あなたも立派な「分析ママ」になれますよ!
1. EPS(イーピーエス):1株につき、いくら稼いだ?
まずはこれ。すべての基本になる「稼ぐ力」の単位です。
正式名称は「Earnings Per Share」。日本語では「1株当たり利益」と言います。
💡 例え話:ピザ1枚の価値
1枚の大きなピザ(会社全体の利益)を、みんなで分けます。
ピザが100万円分の価値があって、それを10枚の株で分けるとしたら、1人分(1株)は10万円ですよね。この「1枚あたりの利益」がEPSです。
【計算のしかた】
会社全体の利益 ÷ 発行されている株の数 = EPS(円)
これが毎年増えている会社は、1株の価値がどんどん上がっている、成長中の良い会社だと言えます。
2. BPS(ビーピーエス):1株につき、お宝(資産)はいくら?
では次に、「BPS」です。
正式名称は「Book-value Per Share」。日本語では「1株当たり純資産」と言います。
💡 例え話:貯金箱の分け前
さっきのピザは「今焼きたての利益」でしたが、BPSは「これまで貯めてきた貯金やお店の土地」のことです。
会社が解散するときに、残ったお宝を株主みんなで分けたら、1株につきいくらもらえるか。これがBPSです。
【計算のしかた】
会社全体の純資産(貯金や土地など) ÷ 発行されている株の数 = BPS(円)
BPSが高いほど、その会社は「体力(蓄え)」があって、もしもの時も安心ということになります。
3. PER(ピーイーアール):元を取るのに何年かかる?
日本語では「株価収益率」と言います。「株価がEPS(稼ぎ)の何倍か」を見ます。
💡 例え話:投資の回収期間
1株につき100円稼ぐ会社(EPS=100円)の株を、1,000円で買ったとします。
1,000円 ÷ 100円 = 10
この時のPERは「10倍」です。
これは「今の稼ぎが続くなら、10年で元が取れるよ」という意味。一般的には、この数字が小さいほど「割安(おトク)」と判断されます。
【計算のしかた】
株価 ÷ EPS = PER(倍)
4. PBR(ピービーアール):解散したらいくら戻ってくる?
日本語では「株価純資産倍率」と言います。「株価がBPS(蓄え)の何倍か」を見ます。
💡 例え話:金庫のあるお店
1株あたりの貯金が1,000円分あるお店(BPS=1,000円)の株を、1,000円で買うならPBRは「1倍」です。
もし「800円」で買えたら、PBRは0.8倍。「貯金より安い値段で株が買える」という超おトクな状態を意味します。
【計算のしかた】
株価 ÷ BPS = PBR(倍)
5. ROE(アールオーイー):お金の使い方が上手かな?
日本語では「自己資本利益率」と言います。
私たちが預けたお金(蓄え)を使って、どれだけ効率よく利益を出したかという「経営者の腕前」を見る指標です。
💡 例え話:お料理コンテスト
2人のシェフに1万円ずつ渡して、料理を作ってもらいます。
- シェフA: 1万円で2,000円の利益を出した(ROE 20%)
- シェフB: 1万円で500円の利益を出した(ROE 5%)
どちらに投資したいですか?もちろん、お金を増やすのが上手な「シェフA」ですよね。
【計算のしかた】
(当期純利益 ÷ 自己資本) × 100 = ROE(%)
6. DOE(ディーオーイー):安定してお小遣いをくれる?
日本語では「自己資本配当率」と言います。
会社が持っている「貯金(自己資本)に対して、何%を配当に出すか」を見ます。
💡 例え話:お小遣いのルール
「利益が出た時だけ」ではなく、「貯金箱の中身の3%を、毎年必ずあげるね」という約束です。利益が一時的に減っても、貯金がある限り配当が維持されやすいので、長期投資家にはとても安心な指標です。
【計算のしかた】
(配当金総額 ÷ 自己資本) × 100 = DOE(%)
7. EBITDA(イービットディーエー):本当の「稼ぐ筋肉量」は?
日本語では「利払い・税引き・償却前利益」と言います。
税金や大きな買い物の計算を一旦無視して、「結局、その商売自体でいくら稼ぐパワーがあるの?」を比べるための数字です。
「ニッセイ・メガ10」の銘柄選定でも、企業の成長性を測る重要なスコアとして使われています。
💡 例え話:ハダカの筋肉量
重い鎧(高い税金や借金の利子)を脱ぎ捨てた時の「純粋な筋肉量(稼ぐ力)」を世界共通の物差しで比べるための指標です。
【計算のしかた】
税引前利益 + 利息支払い + 減価償却費 = EBITDA
まとめ:今回の「魔法の呪文」一覧表
| 用語 | 読み解き方 | チェックポイント |
| EPS | 1株の「稼ぎ」 | 増えているほど成長している! |
| BPS | 1株の「蓄え」 | 多いほど会社が倒れにくい! |
| PER | おトク度(稼ぎ) | 低いほど元を取るのが早い |
| PBR | おトク度(蓄え) | 1倍を割ると資産より株価が安い |
| ROE | 経営の効率 | 10%以上あると経営が上手 |
| DOE | 配当の安定性 | 高いほど安定して配当が出る |
| EBITDA | 純粋な稼ぐ力 | 世界中の企業と筋肉を比較できる |
いかがでしたか?BPSとEPSという2つの「1株あたりのモノサシ」がわかると、他の用語もパズルのように組み合わさって見えてきませんか?
「敗者のゲーム」に陥らず、自分で納得して銘柄を選ぶためには、こうした指標を自分の「眼鏡」にすることが大切です。まずはこの7つを意識して、企業の決算ニュースを眺めてみてくださいね!!
免責事項: 本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。


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